スレート屋根の塗装に防水効果はない?本当の役割を職人が解説

こんにちは! 職人社長の中川です!

「屋根を塗装すれば防水できますよ。」

こんな説明を聞いたことがある方も多いと思います。

しかし、スレート屋根に関して言えば、この考え方には少し誤解があります。

実は、屋根塗装の本来の目的は防水ではなく、美観の回復や表面の保護です。

スレート屋根は何枚もの屋根材が重なって施工されています。雨水はその重なり部分を利用して排水される構造になっていますが、この重なりの隙間では毛細管現象によって雨水が内部へ引き込まれることがあります。


屋根材の重なり部分の裏側は塗装がされていないので、雨水が入ると吸い込んでいきます。

つまり、塗装ができない部分に雨水が入り込むため、塗膜で水を完全に防ぐことはできません。

さらに、塗料自体にも防水性能はありません。

もちろん塗膜には水をはじく性質がありますが、それはあくまで塗った表面だけの話です。屋根全体を防水層にするわけではなく、雨水を止める役割は防水シート(ルーフィング)が担っています。

「塗装をしたから雨漏りしない」

というわけではないのです。

むしろ、スレート屋根を塗装する際には、重なり部分を塗料で塞いでしまわないよう「縁切り」や「タスペーサー」といった作業が必要になります。

これは、雨水の逃げ道を確保するためです。

もし隙間を塞いでしまうと、内部に入り込んだ雨水が排水できず、かえって雨漏りや下地の腐食につながる恐れがあります。

「塗装」では屋根材の裏までメンテナンスすることは出来ません。

ルーフィング(防水紙)の劣化や雨水の侵入による劣化は、「塗装」では改善されないのです。

このような理由によって、
キュアビルドでは、雨漏りが不安という方や防水効果を期待してる方に、「塗装」はお勧めしません!!!


あくまでも、「塗装」は防水ではなく、美観の回復や表面の保護です。


屋根の種類、劣化状況をしっかり確認したうえで、本当に塗装が適しているのか、それともカバー工法や葺き替えが必要なのかを判断しています。

大切なのは、これから先も安心して住める屋根にすることです。

「塗装すれば防水になる」と思っていた方の参考になったら嬉しいです!!!

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